WWWでは、テキスト、画像、音声など、さまざまなドキュメントファイルを 統一的に扱うことができます。 これらの区別は、ファイルの拡張子により 行われます。 例えば、.htmはページを、.gifはGIF形式の画像を、 .wavはWAVE形式の音声を示します。 RealAudioの音声クリップは、 .ramという拡張子を用います。上記の拡張子で表現されたものがどういう情報であるかを定義する ため、WWWでは、MIMEデータ型を用いて、ドキュメントファイル のタイプを統一的に管理します。 RealAudioのMIMEデータ型は、次の通りです。
audio/x-pn-realaudio audioは、音声データであることを、 x-pn-realaudioは、 RealAudioの音声クリップであることを表わしています。なお、 x-は、独自拡張されたデータ型の場合に使われます。
NetscapeなどのWWWブラウザは、WWWサーバからHTML、イメージ、音声などの ドキュメントファイルが転送されてきた時、それらをどう扱うかActionを 設定できるようになっています。特に、WWWブラウザでは、特定のMIMEデータ型の情報に対して、あらかじめ指定した アプリケーションを起動させることができるようになっています。 このようなアプリケーションをWWWブラウザのヘルパーアプリケーション と呼びます。
RealAudio Playerも、もちろん、ヘルパーアプリケーションとして機能します。 Netscapeに組み込まれた様子は、ここにあります。
RealAudio音声クリップ.ramは、次のような行からなる、再生すべき音声クリップを 順にならべたplaylistを表わすテキストファイルです。 各音声クリップは、WWWのアドレスと同様のURL形式で表現されます。pnm://RA-server/...
ヘルパーアプリケーションとして登録されたRealAudio Playerは、.ramファイルを 受け取ると、以下のようにして音声を再生します。
- 次に再生する音声クリップをplaylistから選びます。
- URLのRA-serverに対して、TCPポート7070を使って、接続を要求します。
- 接続が許可されると、音声クリップの長さやコピーライト情報を読み込み、 RealAudio Playerにパラメータを設定します。
- それに続き、RA-serverに対して、その音声クリップをUDPパケットとして転送するよう 依頼します。
- RealAudio Playerは、最初の5秒分の音声が埋まるのを待ってから、再生を開始します。 これは、インターネットで発生する遅れを吸収し、とぎれのない再生を保証するための処置です。 再生している間にも、音声データは次々と到着します。 これらは、内部のバッファに貯えられ ます。

(C) VOLARNET, 1995