掲載新聞 2003年8月1日(金)統一日報
2003年8月1日(金)統一日報 愛と平和への願い
ハングルに込め
コリアボランティア協会代表
康秀峰さん作品が欧州に


 【大阪】書道家で、コリアボランティア協会代表の康秀峰さん(五五)による書作品が、フランスとオーストリアで紹介された。作品は「トンイル(統一)」、「サラン(愛)」「臨津江:など朝鮮半島平和への願いをハングル文字でしたためた縦一三五センチ、横六九センチの大作で、フランス・ルーブル美術館での「日仏現代美術博二〇〇三」(七月三〜五日)、ウィーン・ハプスブルク宮殿での「新世紀宮殿芸術祭二〇〇三」(同月十〜十二日)に出展された。両展でのハングル書はこれが初めてで、それぞれで「美術探究賞」、「ウィーン・日本文化交流貢献賞」が贈られている。
 生野区生まれの在日二世。足の不自由な実弟に対する幼いころからの介護体験や少年院から出た人と一緒に暮らした経験などを重ねるうちに「弱い者の側に立った」ボランティア活動に目覚めた。九四年一月には、七九年から続けていた書道教室を閉じ、無償で借り受けた同区のマンション一室でコリアボランティア協会を立ち上げた。
 同協会は「民族・国境・ハンディを越えて」をモットーとし、現在の登録ボランティア数は約八六〇〇人。運営費はすべて有志によるカンパだけで賄われているが、講演を通じた障害者支援活動や阪神大震災による独居高齢者の訪問介護などを続けている。こうした地道な活動が評価され、昨年の大阪弁護士会・第二回人権賞受賞に続き、この五月には、康さんが在日で初めて、地域の福祉事業を推進する生野区社会福祉協議会の理事一五人の一人に選ばれた。
 同協会の当初の事務所はその後、マンションを所有していた企業の倒産で立ち退きを余儀なくされた。
 あげくには康さん自身、持病のリウマチの悪化で療養中。そんな中での相次ぐ朗報に、康さんは「愛をもって争いと差別をなくそうという私の願いが、この地域にとどまらず全世界にも届いているようで感無量です」と話し、「これを機に私たちの活動をより多くの人に理解してもらい、念願のボランティアセンター建設につながれば」と付け加えた。
 カンパは郵便振替00920・6・29408 コリアボランティア協会まで。

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