掲載新聞 1997年1月24日(金)産経新聞
1997年1月24日(金)産経新聞 「被災地はまだ復興していない」
阪神・淡路大震災から2年
ボランティア団体の支援活動にご協力を


 阪神・淡路大震災から二年。被災地への関心が薄くなり、活動するボランティア団体も次第に減っていくなか、支援を続けている「コリアボランティア協会」(大阪市生野区)が資金難に悩んでいる。
 コリアボランティア協会には日本人や在日外国人役二千五百人がボランティアとして登録。震災以来、神戸市長田区内の仮設住宅に住むお年寄りや障害者への訪問など、国籍を超えた支援活動を行っている。
 活動には一カ月百万−百五十万円の費用がかかるが、最近はカンパも減り、街頭募金なども行っているものの月五十万円程度しか集まらない。震災で母親を亡くし、同協会で活動している長尾貴幸さん(一七)ら専従職員の給料は月額一万円で、協会に住み込んで食費や住居費などの生活費を切り詰めている。不足分は協会の康秀峰代表夫婦が私財で埋めている。
 このままでは支援活動を縮小せざるを得ないのが実状だが、専従職員の文官道さん(一八)は「被災地はまだ復興していない。仮設がなくなるまで、訪問を続けたい」と話している。同協会では今後とも支援活動を続けるため、カンパを募っている。支援金は同協会名義で郵便振替00920−6−29408。

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