掲載新聞 1994年10月 潮
1994年10月 潮 本物の国際親善に、"奉仕”以上の武器はない。
康 秀峰 かん すぼん。書家
1948年生まれ。書家として多くの国際的受賞歴がある。
今年、大阪府生野区に"コリアボランティア協会”を設立した。

 著名な書家でもある康 秀峰は、自らを在日コリア(韓国・朝鮮人)と呼ぶ。弟は小児麻痺の障害をもって生まれ、康自身も18歳で全身リューマチを患って障害者となってしまう。そのとき思った。「心・身障害者のいる家族に国境はない。どの家も生き地獄なんやから−−」。康は痛む身体でボランティアを始めた。そして30年近くが過ぎた。 今年1月、400名の無償ボランティアが登録する"コリアボランティア協会”を設立した。会員は、国籍を問わずだれでも介護する。康は語った。「ガンジーの称えた非暴力、不服従にね、怨念を越えて日本人の障害者を介護する奉仕の心を加えたいねん。そしたらホンマの友情が生まれるんやと、思うねんや」と。

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