![]() 事務所で15年の活動を振り返る鄭さん(中央)ら =大阪市生野区(八木択真撮影) |
「コリアボランティア」活動15年 国籍超えて助け合い 生野 障害者や被災者を支援 障害者や阪神大震災(平成7年)の被災者の生活支援に取り組む大阪市生野区の「コリアボランティア協会」が、設立から15周年を迎えた。 資金難や国籍への差別に苦しみながら、民間からのカンパを頼りに途切れることなく続く草の根の活動。 現在会員は全国に広がり、今も助け合いの精神の輪を広げている。 同協会は15年前の1月30日、書道家のを代表に、代表代理(57)ら専従スタッフ4人でスタート。 在日コリアンが中心になり、「民族・国籍・ハンディを超えて」をモットーに、食事や入浴の介護や障害者の自立支援、 悩みを抱える人の相談相手など地道な活動を続けてきた。 震災で鄭さんも兵庫県西宮市内の自宅を失った。その直後から被災地でスタッフとともに泊り込み、炊き出しや物資の配布に取り組んだ。 全国の子供たちから募った励ましの手紙を被災した高齢者に届け、話し相手や外出の手助けもした。 神戸市長田区内の復興住宅では今も毎月交流会を開き、1人暮らしの高齢者を励まし続けている。 しかし活動は順風満帆ではなかった。設立当初は日本人からの国籍差別のほかに、在日同胞からも「なぜ日本社会に奉仕するのか」と冷たい視線を受けた。 また震災のときには「よそから遊びに来てるんとちゃうんか!」と声を荒げられたことも。 それでも鄭さんは、戦場のような被災地で、国籍を超えた助け合いの心が広がったと振り返る。 震災後は活動への理解が広がり、今では全国で約9500の会員を数える。 鄭さんは「協会がつぶれるかどうかなんて心配している場合じゃない。景気悪化で困窮する人が増えるほど活動は重要になる。 あらゆる人間関係が希薄になっている今こそ、助け合いの心が大切ですから」と話す。カンパはゆうちょ銀行への振替(00920・6・29408、コリアボランティア協会)で。 問い合わせは同協会(06・6717・7301)。 |
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